豊受神社

施設情報

住所
〒279-0004 千葉県浦安市猫実3-13-1
電話
047-381-1011
定休日
営業時間
備考
WEBサイト
https://urayasu-toyoukejinja.com/

豊受神社は保元2年(1157年)の創建と言われる浦安最古の神社で、祭神は豊受姫大神。永仁2年(1293年)の大津波をはじめ、たびたび風水害で社殿が破損。現在の社殿は昭和48年に建築したものです。
その昔、本社は宇大宮前(現在の当代島1-6あたり)にあったといわれ、明治初年までは神明神宮と呼ばれていました。
現在でも地元の人には「神明様(しんめいさま)」の愛称で親しまれています。例年6月16日が祭日で、里神楽を奉納して祭典が行なわれています。
境内は2,294平方メートルで、海神社や富士塚、大銀杏があります。

【浦安三社祭】
浦安には旧村ごとにそれぞれの鎮守様があります。
堀江の清瀧神社、猫実の豊受神社(神明宮)、当代島の稲荷神社です。
それぞれ祭日はもとは10月14日・15日、あるいは10月15日・16日に行われ、清瀧神社、豊受神社では神楽を奉納し、稲荷神社では豊年祭りを行っていました。
大正時代から神輿(みこし)が登場し、大正の末には4年に一度、6月14・15・16日に三社が合同で大祭を行うようになりました。
三地域から繰り出される神輿は神社の神輿だけではなく、町内会の神輿や子供の神輿もあり、個人で出す神輿もあり、多くの神輿が浦安中を練り歩く盛大な祭りです。
大祭前夜は「宵宮」。清瀧神社、豊受神社、稲荷神社には神輿に神様の魂を入れる「御魂(みたま)入れ」の儀式を行うため町内の神輿が続々と集まってきます。
宮司が一基一基の神輿にお祈りをし、お礼(おふだ)を入れます。「お礼は神様の魂。これを入れて、初めて神輿が神様になる」と、言い伝えられています。御魂入れは、夜に始まります。境内の一切の明かりを消した暗闇では、カメラのフラッシュも厳禁です。神輿は60基以上。見物の人も含めると2000人以上が集まります。この儀式で、祭りが神事であることが伝わってきます。
「マワセ、マワセ」の声とともに、神輿を地面すれすれまで下げて回る地すりのあとで「ヨイヨイヨイ」と3回繰り返し「ソレッ」の掛け声とともに、神輿を高くほうり上げるそんな独特の作法も健在です。
「マイダ、マイダ」という掛け声も、浦安特有のものです。
神輿を担ぐ勇姿を眺めながら、また神輿を担ぎながら、浦安の祭りに込められてきた、人々の想いを体験してみませんか。